Back to Top

コラム「お酒の今昔物語」公開しました。2日間の滞在で取材・執筆してくれたライターによるコラムです。

「お酒の今昔物語」

日本で酒造りが始まったのは、稲作が伝来した弥生時代。

口噛み酒として神様にお供えしたのが始まりと言われています。
口噛み酒とは、米などの穀物を口に入れて噛んだものを容器に移し溜めたものを放置して作るお酒のこと。
古来日本では、酒作りは神に仕える巫女の仕事とされていました。
海外のワインとは違い、主食を原料に作るものだから原価が高く、室町時代までは貴族だけが飲める特別な飲み物だった純米酒。
江戸時代になってやっと、庶民にも浸透していきます。
戦前までは日中に汗をかく仕事が多く、肉体労働のあとに疲れを癒す甘いお酒が多く求められましたが、戦後の高度経済成長期からは、淡麗辛口がいいお酒。地酒ブームの到来となってきます。
純米酒をお燗にして飲むという、本来の日本の文化にも変化が訪れます。

今のお酒の幅広さ、神様はどう見ておられますのやら。

>ほかのコラムを読む